「口腔連携強化加算」について
令和6年度の介護報酬改定において、『口腔連携強化加算(50単位/回)』が新設されました。これは、今回の介護報酬改定の5つの視点の一つである「高齢者の自立支援・重症化防止」の内の「リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の一体的取組」の一つに当たります。これまで口腔の管理について連携の機会が少なかった「訪問系サービスおよび短期入所系サービス」を対象に、事業所の従業者が利用者の口腔の状態を確認し、歯科専門職による適切な口腔管理の実施につなげることを目的としています。具体的には、事業所と歯科専門職が連携し、介護職員等が口腔衛生状態や口腔機能の評価を実施すること、利用者の同意の下、歯科医療機関や介護支援専門員へ情報提供すること、以上の2点を評価する加算です。介護職員などが口腔を評価する項目として、「①開口、②歯の汚れ、③舌の汚れ、④歯肉の腫脹・出血、⑤左右両方の奥歯でしっかりかみしめられる、⑥むせ、⑦ぶくぶくうがい、⑧食物の溜め込み・残留、⑨その他」があります。この9項目に対して「なし」「あり」または「できる」「できない」を評価し、歯科医師等による口腔内確認の必要性を判断します。
今回、この9項目の評価をする際に、評価の手助けとなるように評価マニュアルを作成いたしました。評価マニュアルは下記からダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
口腔連携強化加算(健康状態の評価項目) 240518 (1)